雲南のベゴニア
中国科学院昆明植物研究所付属植物園ベゴニア担当技師の李景秀さんから、園長の管開雲先生と共同で、「雲南のベゴニア」と題して次の一文とベゴニアの写真が貼り、ご紹介します。
●自生されている種類
中国はBegonia の自生地のひとつとして、《中国植物誌》では139種類を載せているけれども、近年発表した新種を含めて今知っている種類は173種類(変種と変型を含め)で、主な西南部(広東.広西.海南.台湾.四川.貴州.雲南)に集中しています。その中は104種類も雲南に自生されて、東南部の中心で集まって、標高は最低90メーターで、最高は3400メーターです。
●導入栽培している種類
昆明植物園は70年代から温室の植物として約26種類のBegoniaを導入栽培されて、1995年にこれについて研究グループを立てて、導入順化.分類.細胞学などの分野で研究しています。今まで雲南の野生種と初めに中国で自生されているものが110種類、それとも外来園芸品種240品種で合わせで350種類(或は品種)を導入栽培して、約10000鉢で栽培温室は1000uぐらいです。
●育種と新品種作り
中国の野生種と外来園芸品種を栽培している上に主な有性配をして、今年までは220の交配組み合いをやりまして、そのF1 の中でどんどん選んで13品種を登録しました。ちょうど今年の初めに研究項目と会わせて6つの新品種を花卉会社に転売しました。奇抜なものが希望で化学変異も少しやって来ましたけれとも特別な変異が出て来ないんです。
●新品種の利用に向けて
新品種を開発利用することは私達の研究グループと植物園にとって大きな困難を伴うものです。場所もなく、手間も足りず、販売に関しても不慣れといったように、さまざまな問題があるからです。登録した新品種の権利と技術を花卉生産会社に転売することは、ともかくも仕方のないことです。一方で今栽培している観葉Begonia の中に花色が黄色のものや、香りのある品種があれば市場価値が大きいと思われるので、これからの育種の目標の一つになっています。香りのある交配組合わせは30例ほど試みましたが、黄色の花に関してはまだ手をつけていません。
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