昆明「こんめい」日本語で読んでも耳に心地よい地名である。雲南省のほぼ中央に位置する滇池の北の街は二千四百年の歴史を持っている。昆明は四方を山に囲まれ、平野部には6つの川が縦横に走っている海抜は約1900m、毎年12月から来年の3月にかけて数万羽のユリカモメが北部の寒さを避けるため飛来して市内に棲息している。年間平均気温が14.5℃、夏に酷暑なく、冬に厳寒なし、一年中、木々は緑に花咲き乱れ、まさに昆明は“春城”と呼ばれる。
昆明には漢、イ、ペー、ハニ、チワン、タイ、ミォオなど26の民族があり、人口は400万。中国領になったのは遥か後世の元(匈奴の末裔であるモンゴル帝国)の手によった、その後、明、清とつづくが彼らは完全に服従した訳でもなく、集落ごとに領域を設け外部からの侵略を頑強に拒んだ。従って漢族化されることも少なく自分達の文化や伝統的な風俗習慣を保っている。昆明には広大な敷地(80ヘクタール)が広がる雲南民族村がある、各民族ごとにいろいろな風習や伝統があっておもしろい。
昆明は中国の名高い歴史文化の都市の1つであり、中国西南における東南アジアへの交通の要塞であり、玄関口でもある。いい気候に恵まれた上、麗しい高原風光、歴史が古い文化と様々な民族風情などもあって、観光資源はとくに豊富である。この街は、雲南省を旅する人にとって出発の地であり、また旅の疲れを癒す場所でもあります。雲南省はどこでもそうですが、本当にゆっくりできる街です。
1999年の花博により 昆明は急速に発展している。いまは、街のあっちこっちに高いビルディングが次々に林立している。各都市と繋がる鉄道及び高速道路などの陸路交通は発達している。また、北京、上海、西安、広州、桂林、成都、重慶などへの国内線56便があり、東京、シンガポール、バンコク、ラングーン、香港、ビエンチャン、ハノイ、クアラルンプール、ソウルなどへの国際線10便の直行便は便利である。
【特徴料理】
過橋米線(米粉製の麺)、南国の珍しいフルーツ、雲南珈琲、汽鍋鶏、野生キノコ鍋料理など。
【特産品】
松茸、藍染め、プーアル茶、文山三七、雲南囲碁、雲南白薬、錫の工芸品、民族人形、翡翠など。
【お勧めポイント】
大型民族ショー『雲南映像』――超人気!
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