徳宏「とっこう」徳宏タイ族チンポー族自治州は中国の最西南に位置し、三方をミャンマーに囲まれた地域だ。 徳宏はタイ語で音訳で、徳は下、宏は怒江を表し、合わせて怒江の下流域という意味になる。自治州の総面積は11526平方キロ、人口は約96万。タイ族、チンポー族、アチャン族、ドアン族、リス族などの少数民族が住んでいるが、なかでもタイ族とチンポー族が多く、この2つの民族で州人口の過半数を占める。州の西側と南側はミャンマーで、古来より中国から東南アジアへ抜けるルートとして発展してきた。 気候は亜熱帯性で一年を通して温暖湿潤。なお、5月から10月は雨季にあたるので、この時期は避けた方がよいかもしれない。 自治州の州都である蕗西市は、州最大の街。市の行政機関は芒市鎮にあるので、蕗西は芒市とも呼ばれているが、芒市はタイ語で 明の都という意味。芒市鎮は自治州の東南部に位置し、総面積は2987平方キロ、人口は約31万。昆明から約780キロ、大理から約290キロ。良質の米がとれることでも有名な街だ。 辺境の貿易の発展に従って、ここでは最も品質が良くて、美しく、安い宝石、玉製品を買える。また、一つの町、一本の道、一つの家が二つの国に属する奇観もみえることができる。町ではミャンマー、インドなどの人の姿も多い。 |
|
【徳宏の見所】 |