怒江「どこう」怒江リス族自治州は中国雲南省西北部の青蔵高原南部の横段山脈に位置し、北側はチベット、東南側は省内の迪慶、麗江、大理、保山と接している。国境線は449.67キロに達し、総面積14703平方キロ、総人口45.88万人。自治州は瀘水県、福貢県、蘭坪県、貢山トールン族、ヌー族自治県を管轄している。
州府は瀘水県六庫鎮にある。境内はリス族、ヌー族、トールン族が主に住んでおり、ほかにはペー族、漢族、プーミイ族、イ族、ナシ族、チベット族、タイ族。怒江地区境内は山並みが連綿と続き、川は縦横に走っている。怒江、瀾滄江、独龍江が西から東へ並んで流れ、打力喀山、高黎貢山、碧羅雪山、雲嶺山脈が三条幽遠、神秘な大峡谷に切ってできて、峡谷平均深さは約2000メートル、大きさはアメリカのコロラド大峡谷より小さいぐらいである。
六庫は、怒江リス族自治州の州都で、自治州の南端にある。西側を高 貢山山脈、東側を怒山山脈に挟まれており、標高は800メートルを越える。怒江リス族自治州は、雲南省の北西部に位置する南北に細長い州で、西側はミャンマー、北側はチベット自治区と接している。南北を怒江が貫き、その東側には怒江と平行して瀾滄江(メコン川の源流)が流れている。
また、怒江の両側は険しい山脈で、州内の怒江は300キロにわたるー大峡谷となっている。山中にはリス族、ヌー族、トールン族、ペー族、プミ族など12の民族がくらしている。周囲から隔離された状況のため、現在でも彼らはオリジナルの文化を維持いている。
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