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中国29番目の世界自然文化遺産「三江並流」

 

「三江並流」位置図2003年7月2日に、パリで行われたユネスコ世界遺産大会で、中国雲南省北西部に位置している「雲南保護区群の三江並流(Three Parallel Rivers of Yunnan Protected Areas)」自然景観がユネスコの「世界遺産」に収録された。中国29番目の世界自然文化遺産となっている。「三江並流」地形図

「三江並流」は青海―チベット高原地区に発する金沙江(長江上流)、瀾滄江(メコン河上流)、怒江(サルウィン河上流)の三河が雲南省西北部で約170キロ並行して流れ、担当力山、高黎貢山、怒山、そして雲嶺を抜けていく。その区間で、金沙江、瀾滄江間の最短直線距離は66キロ、瀾滄江と怒江間は19キロにも満たず、 "並行して流れながらも合流しない"という世界でも唯一の奇観を呈している。この区域の面積は3.4万平方キロメートル余り。「三江並流」地域に含まれるのは、すでに世界文化遺産に登録されている麗江の一部、シャングリラ(中甸)、徳欽、貢山、ニンランなど。梅里雪山(雲南最高峰6740m)、白芒雪山、老君山などが含まれる。高山峡谷、雪峰氷河、高原湿地、森林草地、淡水湖といった絶景と希少貴重な動植物に恵まれており、同地域にはチベット族、ナシ族、リス族、イ族、トールン族、ヌー族など16の少数民族が合同居住地で、世界では、あまり見えない多民族、多言語、多宗教と多風俗の共存する地である。

「三江並流」の主な観光地 
香格里拉
 怒江 香格里拉(中甸)風景写真集


7月3日