西双版納「シーサンパンナ」雲南は金孔雀をシンボルとしている。この孔雀の故郷がタイ族の故郷、西双版納タイ族自治州は中国雲南省の南西部に位置し、ミャンマー、ラオスと国境を接している。景洪(ジンホン)はその州都。標高は約500m、気候的には亜熱帯に属し、年間平均気温は21℃最高気温は41℃最低気温は3℃で、霜や雪が降る事はなく、象、虎、豹、孔雀などの野生動物がいる事で有名だ。森林が洲全体の60%も占め、稲、茶などの発祥の地とも言われ、納豆、醤油、味噌など日本に馴染みの深い食文化がそこには見らます。日本の四国ほどの面積をもつランツァン江(下流でメコン河)のほとりに建つこぢんまりとした街である。 シーサンパンナだ。タイ族をはじめプーラン族、ジノー族、ハニ族、ラフ族といった少数民族の人達が数多く住んでいるのが特徴で、特にタイ族の比率が高い。例年4月のタイ族水掛祭りはいまや世界的に有名で賑やかなお祭りとなっています。わらぶき屋根、高床式住居など日本文化の源を感じさせる、どこか懐かしい風景も魅力のひとつです。 昆明から通常飛行機で元江(紅河)の谷という巨大な谷を越えて景洪行くことになる。およそ30分のフライトで景洪につくことが出来る。この景洪も黎明(城壁に囲まれ)都市という意味がタイ語であるのだそうだ。また、景洪より西のモンフン(モンは孟+力、フンは混)、東に20Kmほどでモンラ、そしてモンハイ、モンルンなどの町があるが、この「孟力(meng)」とか「曼(man)」 という字が頭に付く村や県の名もタイ語の「ムアン(muang)」から来ているそうだ。大きな集落という意味だ。弧のように、西双版納タイ族自治州はタイ族中心に、特に少数民族の多い土地となっている。 この地域には、古い茶樹が残されており、前述の有名な茶樹王もこの地域で見つかり、一躍有名になりました。現在は、残念ながら枯死してしまいましたが、弧のような古い木が残されていたことから、雲南省が茶樹の歴史を考えるときに、無視できない地域となったわけです。この茶樹王は、実は樹齢800年の栽培されていた木ですから、雲南省で野生の茶樹が見つかったわけではなく、その意味では、雲南省が茶樹の発祥であるとする根拠にはなりません。しかし、カメリア・シネンシスの近縁種でありカメリア・タリエンシスなどが見つかっていることから、野生種の茶樹が存在しているのではないかと、今でも調査が行われています。 |
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【西双版納の見所】 | ||||||||||||||||||
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